お盆〜豆知識〜
08/07/02
迎え火・送り火〜
13日の夕方に家の前で、ホーロクという素焼きの皿の上でおがらを焚いて、ご先祖や故人の霊をお迎えする「精霊(しょうりょう)迎え」をします。その霊が迷わず帰って来る目印にするのが「迎え火」です。精霊(しょうりょう)とは亡くなった人々の霊のことです。
お盆提灯には迎え火、送り火の役割がありますので、実際に火を焚くのが難しいご家庭では、お盆提灯を飾って迎え火とします。お墓参りをして、墓地で盆提灯に明かりを灯し、その提灯を持って帰り、霊を自宅まで導くという風習の地域もあります。
お盆の間一緒に過ごしたご先祖の霊を送り帰す「精霊(しょうりょう)送り」のために、16日に再び、ホーロクでおがらを焚くのが「送り火」です。 京都の有名な大文字焼きも、送り火のひとつです。
おがらは、麻の皮をはいだ後の茎を乾燥させたものです。
浄土真宗では、迎え火で霊をお迎えする習わしはありませんが、お盆の間はお盆提灯を飾って仏さまとご先祖に報恩感謝をささげます。
〜精霊棚(盆棚)〜
多くの地方では12日か13日の朝に、ご先祖や故人の霊を迎えるための精霊棚(しょうりょうだな)(盆棚)をつくります。
台の上に真菰(まこも))を敷き、位牌を中心に安置し、仏具、お花、ナスやキュウリ、季節の野菜や果物、精進料理を供えた仏膳(御霊具膳)などを供えます。
蓮の葉にナスやキュウリをさいの目に刻んで洗い米と一緒に入れた「水の子」、みそはぎ、ほおずき、などを供える場合もあります。
精霊棚(盆棚)のつくり方は地域によって異なりますが、精霊棚(盆棚)を設けるのが難しい場合は、仏壇の前に小さな机を置いてお供え物を置きます。
牛・馬〜
お盆の時に、ご先祖や故人の霊の乗り物として、キュウリの馬と、ナスの牛を供える場合があります。
これは霊が馬に乗って一刻も早くこの世に帰り、牛に乗ってゆっくりあの世へ戻って行くように、との願いを込めたものといわれています。
精霊が自宅に戻る13日は内側に、あの世に戻る15日(16日)は外側に向ける地方もあります。
〜水の子〜
あの世で飢えに苦しみ渇いたのどに少しでもらくに通るようにとの祈りをこめたものです。
ナスの種は108つあると言われ、108の煩悩を払うという願いも込められていると言われます。